老人から子供へ:注連縄作りの伝承菜翁が旨さんのほほ~ぇむ健康ペ~ジのサイトマップへホームへ⇔「日々是好日」へ 私の地域では、伝統芸の伝承の一つとして、毎年12月に、"老人会と子供達との注連縄作り"をしている。 稲藁は、稲刈りの時期から、もち米用のものを天日で乾燥させて12月まで保存しておく。 注連縄に使うもち米の稲藁の束。 これを、一本一本、藁のすそのほうの"藁そぶ"をそいで、茎をしっかりと出す。 藁をそいだあとの藁のすその茎の長さを選別して、そろえる。 軽く水で湿らせて暫らく置いてから 軽く槌で打って穂先の手前まで細い縄をない、めがねを作る。 子供達は、ここから、注連縄を作り上げる。 紺紙を巻き、ウラジロを取り付け、みかんを取り付け、紅白の水引を播くと、出来上がり。 小学生のみんなは一生懸命に作ったので、上手に出来上がった。 さ、自分の作品を持って記念写真をとろう。 ※ ※ ※ 藁そぶは捨てずにとっておく。 藁をくくったり、注連縄を作る過程で仮締めに使ったりするのに必要である。 また、ごぼう注連縄を作るときに、藁の中に挟んで膨らみを作るのに使うのだ。 『藁そぶ』とは、刈り取って枯れた稲藁の茎の葉のことであるが、特に、刈り取る事により稲の茎とつながらなくなった、手で削げば簡単に茎からはがれる根元の藁の葉のことをいう。 ※ ※ ※ ウラジロ(裏白)は毎年、老人会員が近くの神社で採取する。 紺紙と紅白の熨斗・注連縄を守るための御幣を作る紙は老人会費で買い揃える。 ハサミ・ペンチ・糊は、各自で持参する。 公民館で、ワイワイ・ガヤガヤ賑やかに老若男女の交流のひと時をすごす行事の一つである。 注連縄は 広辞苑によれば、 しめなわ【標縄・注連縄・七五三縄】 「内外の境界または出入禁止のしるしに引きわたす縄。 特に神前または神事の場にひいて清浄な地を区画するに用い、また、新年に門戸に張って禍神(まがかみ)が内に入らぬようにとの意を示すもの。 左捻りを定式とし、三筋・五筋・七筋と順次に藁の茎を捻り放して垂れ、その間に紙四手(しで)を下げる。 輪じめ(輪飾り)は、これを結んだ形である。 (写真は広辞苑より) また、字源(増補字源 簡野道明編集 角川書店発行)によれば、 【注連】チュウレン ○水を注ぎ清めて連ね張る縄、出棺後に家の入り口に張りて亡鬼の再び家に還らざるようにするもの〔顔氏家訓〕 ○(日本国)シメナハ:しめくくり縄、しめかざり。=標縄・七五三縄。 とある。 したがって、年末大掃除で、家の中を清浄にしてから、注連縄を張るのがよさそうである。 しかし、近頃では、 掃除機に 禍神(まがかみ)閉じ込め 初詣 ―菜翁が旨さん― でしょうか。 注連縄:菜翁が旨さん作品 鏡餅飾りに使うために、余ったウラジロ(裏白)を少し頂いて帰った。 豆腐パワーは優れもの 食が進まない時は 粥より豆腐 ♪豆腐は割り箸を使って『箸割り』がよい。 ♪割れ目がザラザラでかけた醤油が適度について、風味もよくなる。 ♪間違っても鉄の包丁では切り分けないように…豆腐の風味が鉄の匂いで台無しになる。 ⇔冷暗所ならケースのまま常温でも長期保存出来るので、いつも紙パックで数個だけ冷蔵庫に入れて冷やしておいて、豆腐の紙パックを説明に従って3箇所キッチンハサミで切り取って、水を張ったボールなどに移してから器に盛れば、ハイ!冷や奴の出来上がり!具材はお好みで・・・♪ (1)疲れてお粥が欲しいときにも、粥より豆腐を・・・ (2)働きすぎた胃を癒すためには、粥より豆腐を・・・ (3)消化吸収率は、豆腐が94%、納豆ほぼ100%。効率も優れていますね。 (4)牛や豚の体温は人より高くて、牛が38.8℃、豚がは38℃… だから人の体内で固まって皮下脂肪や動脈硬化への近道…ですね。 これに対して、大豆に含まれている脂肪は人の体の中に入っても固まらないし、 その上コレステロールも殆どありません。 (5)食品成分表で比べてみると、 凍り豆腐のタンパク質は牛や豚の肉の二倍以上 凍り豆腐や油揚げの脂質は肉より多い。 |